アニメおたくでもなんでもないが、
「 メジャー 」
「 ナルト 」
「 ワンピース 」
と映画館でアニメばかり見ている気がする。
それでも、前評判がよいこともあり
子供二人を連れてジブリの「風たちぬ」を見てきました。
なんかすごくよかったので、感動に浸っていたら
見終わった後子供(長男)が、「 さっぱりわからん 」とボソッと
少し自分ながら、説明を始めたら
「 頑張ればって努力すればイインだろ 」 と投げらやりな返事で逆に怒られてしまった。
確かに「風たちぬ」わかりずらい・・・
今日WEBで感想を検索すると、このわかりづらいところが
酷評されていた。
でも「風たちぬ」わかりやすくしたら、ちっとも面白くないと思うが・・・
カップルでこのアニメに見に来ているお客様が多数いらした。
映画を見を割った後、カップルで感想を話し会うこととなると思うが
価値観を問われるこの映画で
果たして会話になるのか知りたい気分です。
劇中
機関銃がない戦闘機であれば、もっと早く美しい飛行機が作れると悩むシーンもなく
本当は戦闘機なんか作りたくないと言いたくても言えないことを悩むシーンもなく
菜穂子が、軽井沢の療養所を抜け出す際に悩むシーンもなく
病床にいる菜穂子が、仕事に打ち込んでいる二郎に対し早く帰ってきてほしいと
責めているであろうシーンもなく
軽井沢の療養所に戻ることに際し二郎と菜穂子が相談して決めたであろうに一切相談するシーンもなく
あまりに淡々としていて、なんかよくわからないという子供の意味もよく理解できます。
生きていく( よく飯を食っていく・・と巷で言いますが )ことが以外に大変で
理想と現実 仕事と家庭の葛藤
成功や栄光が決して正義ではないことも・・・・ようやくわかってきて
自分にとって良い仕事(結果)が、決して賞賛されるわけではなく
気持ちの整理を何とか何とかつけている自分にとって、
面白い映画でした。