先日クライアントさんから、全館空調をしたいとの申し出がありました。
私は、コストがかかる割には、効果が期待できない行為がどうも受け入れられない性分で
よく調べもせず外断熱や全館空調に対し、食わず嫌いなところがありました。
ちなみに私は国立岐阜工業高等専門学校建築科の卒業で、5年生のときには
環境工学においては日本や世界??でも有名な大沢研究室に在籍していました。
25年以上前RCの外張り断熱や、壁体内結露、いまだよく解明されていない湿気伝達率
(物体の中なかを湿気が通っていくのが湿気伝導率、空気中を通るのが湿気伝達率)
の研究のお手伝いをしていました
それなのに。。。
というのは
木造の場合RCと違って、外断熱なんてワザワザどうでもいいじゃんと考えていたからでした。
でも全館空調・・・・うーん全館空調するなら外断熱で熱容量を大きくしたほうが効果的ではないか・・・
費用的に考えると
床暖房や、エアコンを各部屋に取り付けると、すぐ100万円から150万円くらいになってしまいます。
意外にコストがかかるのです。
少し手を伸ばせば全館空調を入れることができます。
勾配天井や吹抜を採用したいと考えてはいるのですが
高いところに開口部をつけて明るくして。。と思っていると夏日差しで暑いし
冬寒いし。ガスの床暖房入れるとガス料金すぐ2万円3万円
床暖房の場合暖かくなるまで時間もかかるので補助でエアコンつけると
電気料金倍増するし、悩ましい・・と考えていましたが
外断熱 全館空調セットの場合40坪くらいの住宅で電気代が月平均1万円強かかるくらいなので
(夏場はあまりかかんないのですが冬場はかかります)
積極的に外断熱と全館空調採用しても良いかも。。。と思っています
(株式会社時空の水上さんに画像の使用を許可を得てます)