大草の家外構中(設計事務所による分離発注)

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本当にすったもんだあって
初めて分離発注ということでがけた。
一括請負をするわけではないので
クライアントにも設計者にも専門業者にもメリットもあるけれどデメリットもある。
設計事務所としてみれば単純に業務が倍になるので経費??的に見れば
厳しいところはありそうだ。普段の業務もあり、現場にしょっちゅう顔を出せるわけでは
ないので、あまり工事費が高く、取り合いが多い住宅には不向きの感はある。
逆に、設計事務所の仕事なので限界はあるけれど、少々ローコスト住宅には向いてそうな
感じを受けた。
現場の行き違い、言動がクライアントに直結するので(説明すればながくなる)
几帳面で神経質なクライアントには、不向きそう。
当然施工会社(工務店)がいないので、どこの専門業者かわからない、施工不備に
対して責任を負わなくてはならない、またそのようなクレームを出すことができない
というデメリットもある。
仕事の取りあいの少ない建物(どうしてもローコスト)であれば、専門業者の仕事も
明確で、クライアントのリスクは少ない。
工務店がいないので、工務店が倒産してどうしようということもない。
専門業者さんも、設計事務所が管理しているという気構えでないと、耐えられないような
気がする。逆に仕事内容は当然であるが、メンタル面にも神経を配っている専門業者さんで
あればなんてことはないような気がする。

ほんとうにいろいろあって、着工からほぼ一年が経過して、やっと入居まで
たどり着けることができました。

外構中です。予算の関係で、塀は木下地 モルタルを選択しました。

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この記事を書いた人

kengoimai

イマイケンゴ
愛知県名古屋市で今井賢悟建築設計工房という建築設計事務所を営んでいます。ハウスメ-カ-やディベロッパ-に勤めていたけれど、30半ばにして、フリ-ランスとなってしまいました。
なにとぞよろしくお願します!!